フリーランスとは?フリーランスの仕事や向いている人の特徴4選
「会社の給料が全然上がらなくて将来が不安」
「フリーランスに憧れるけど、これといったスキルもない…」
「フリーランスと会社員は具体的にどう違うのかな」
そんな風にお悩みの人はいませんか?
実際に会社での人間関係や給与面に不安・不満を抱えている人は多く、フリーランスで活躍する人も年々増加しています。
そこで今回はフリーランスになりたい人のために働き方や会社員との違い、フリーランスに向いている人・向いていない人の特徴を解説します。
フリーランスに興味がある人、脱サラしてフリーランスを目指したい人はぜひ参考にしてくださいね。
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フリーランスとは個人で仕事をする人
フリーランスとは、特定の団体や組織に所属しておらず個人で働く人のことを指します。
会社で働いているサラリーマンとは違い働く時間や場所が自由に決めることが可能です。自分のスキルやコンテンツを提供して報酬を得る契約形態になります。
フリーランスは時間や場所に限られず、会社での人間関係に悩むことなく働けるので憧れを持つ人も多いでしょう。
では、実際フリーランス人口はどのくらいいるのでしょうか。大手クラウドソーシングサイト「ランサーズ」が2021年に発表したフリーランス人口は、約1,577万人でした。
日本の就業者数は約6,755万人なので、働く人の約10人に2人がフリーランスで活躍していることがわかります。
フリーランスと会社員の違い
フリーランスと会社員は、働き方や給与形態が異なります。
それぞれの違いは、具体的には以下の通りです。
内容 | フリーランス | 会社員 |
通勤・働き方 | 好きな場所で働ける | 会社へ行きオフィスで働く |
契約内容 | クライアントと案件ごとに契約する。規定を問わず、案件により期間は異なる | 会社と雇用契約を結んでいるのでルールを守らなければいけない |
給料・収入 | 毎月の作業量により異なる | 固定給 |
雇用保険 | 加入できない | 休職手当・育休手当が受給できる |
福利厚生 | なし | あり(有給休暇・病気休暇など) |
確定申告 | 必須 | 特別な理由がない限り不要 |
社会的信用 | 低い | 高い |
働く上でのリスク | 高い | 低い |
フリーランスは何事も自分次第であるとわかりますね。
会社員は毎月決まった金額が振り込まれますが、大幅な給料アップは見込めません。一方でフリーランスは月々の収入が安定していないぶん収入に制限がなく、月50〜100万円の収入を得られる可能性があります。
フリーランスの働き方は自由ですが、税金や経費に関する申告が必要なので自己管理が大切です。
フリーランスの仕事に向いている人の特徴4選
フリーランスの働き方が向いているのは、どのような人柄や性格の人でしょうか。
フリーランスに向いている人の特徴をみていきましょう。
1)変化を楽しめる人
安定していないフリーランスだからこそ、変化を楽しめる人が向いています。固定給の会社員とは異なり「先月は30万稼げたけど今月は15万しか稼げなかった」という可能性があることも。
働く場所やクライアントを自分で決められるので、短期間で人間関係・環境がガラッと変わる場合もあります。
フリーランスは変化を楽しみ、常に新しいことへ挑戦できる人が向いています。
2)自己管理能力が高い人
フリーランスは営業・作業・納品まですべての作業を一人でおこなわないといけません。
会社員なら自分が困っているとき、チームのみんながサポートしてくれるでしょう。しかしフリーランスだとそうはいけません。納期がある場合は期日を逆算して作業する必要があり、同時にクライアントの管理もおこなう必要があります。
自由度が高いフリーランスだからこそ、自己管理能力が高い人に向いています。
3)フットワークが軽い人
フリーランスは自分の力で仕事を取ることが多いので、営業力が必須です。フットワークが軽い=即行動できる人・アクティブに動ける人なので、ビジネスに強いといえます。
行動力があると、仕事の受注アップにつながり案件が途切れないフリーランスを目指せるでしょう。フリーランスを考えているなら、自分はフットワークが軽いのか一度考えてみてください。
4)今より稼ぎたい意欲がある人
今よりキツくても稼ぎたい、頑張った分だけの報酬がほしいと思っている人はフリーランスに向いています。一方で今のままの給料で満足している、固定給がいいと思っている人は向いていません。
フリーランスは自分の頑張りがダイレクトに報酬に反映するので、会社員より高い収入を得られることが期待できます。
つまりフリーランスで稼ぎ続けるには、学習意欲やハングリー精神が必要です。
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フリーランスの仕事に向いていない人3つのポイント
好きな時間・場所で働けるフリーランスに憧れを持つ人は多いのではないでしょうか。しかし、全員がフリーランスの働き方に向いているわけではありません。
ここでは、フリーランスの仕事に向いていない人の特徴をお伝えします。
コミュニケーションが苦手
フリーランスに向いていない人の特徴1つ目は、人と接したり会話したりすることが苦手な人です。
会社員だと与えられた仕事をすればよいですが、フリーランスはクライアントと積極的にコミュニケーションを取らないといけません。人と関わることが苦手なら、会話を必要としない職種を選びましょう。
コミュニケーションが苦手であっても、それ以上に自分のもつスキルでカバーできればOKですが最低限のコミュニケーション能力は必要です。
決まった時間で働きたい
2つ目は、決まった時間内に働きたい人です。
フリーランスは仕事量で報酬が決まるので、決まった作業時間はありません。受注が多い時期や納期に追われているときは徹夜で納品などもあるでしょう。
逆に、2〜3時間で作業が終了という日もあります。作業時間や仕事量に波があるので、決まった時間できっちり働きたいという人は向いていません。
安定を求める
3つ目は、安定した生活・給料を求める人。理由は、フリーランスは収入やクライアントとの関係が安定していないからです。営業から納品まですべて一人で完結しないといけないので、孤独を感じやすくストレスを抱えやすいでしょう。
また、病気やケガで働けなくなった場合は保障がありません。いつまで元気で働けるかわからない、有給や病気休暇が完備されている方がいいと思う人だとフリーランスは向かないでしょう。
フリーランスになる前にやるべきこと
フリーランスになるといっても、準備せず会社を辞めるのはよくありません。
ここでは、フリーランスになる前にやるべきことを3つお伝えします。
1年分の生活費をためる
フリーランス独立後は安定した給料が入ってこないので、1年分の生活費をためておきましょう。貯金していれば、会社を辞めても安心してフリーランス活動に専念できます。
総務省統計局によると、一人暮らしの平均支出金額は約155,046円。年間にして約186万円(1か月あたり約15.5万円×12か月=186万円)を貯金しておくといいでしょう。
貯金がない状態で急にフリーランスになるとお金を得ようとばかり考えてしまい、よい納品物が提供できません。まとまった金額を用意しておくと、心の余裕につながり精神面も楽になります。
まずは副業で稼いでみる
何もスキルが無い状態で会社を辞めるのはやめましょう。「とりあえず会社を辞めてから考える」は危険なので、自分に合った副業から始めてみてください。
会社員におすすめの副業は以下の通りです。
- ネット販売(せどり)
- 株やFXの投資
- SNS運用
- Webライター
- Webデザイン
- アフィリエイト
- ポイントサイト(ポイ活)
まずはスモールビジネスを始めて副収入を作り、会社以外の収入が軌道に乗ったあとフリーランスで働くことを視野に入れましょう。
スキルの習得をしておく
フリーランスで働く前に、自信が持てるスキルを身に着けることが重要です。会社が休みの日に、スキルの習得の時間にあてるとよいでしょう。フリーランスになると仕事をさばくだけで精一杯になり、自己投資の時間が取れなくなる可能性があります。
スキルアップする具体的な内容は以下の通りです。
- 書籍を読む
- 特化した人のセミナーや講習に参加する
- 資格を取得しておく
- 複数のフリーランスの人と会う
- 契約~納品までの流れを知る
少しでも知識やスキルをインプットしておけば、フリーランスとしての今後の活動がスムーズにいきます。
フリーランスで稼ぐにはしっかり準備しよう
自由な時間・場所で働けるフリーランスに憧れる人は多いかもしれません。
しかし、すべての人がフリーランスの働き方に合うわけではなく、個人の性格や取り組みたいことによって向き不向きがあることも事実です。
フリーランスになり在宅で仕事ができると、満員電車に乗らなくてよくなります。さらに、自己管理能力が高くなり、考えて行動するようになるので毎日が充実します。
稼げるフリーランスを目指すなら、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
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【参考文献】
フリーランス人口は1577万人、経済規模は23.8兆円~コロナ禍で市場が拡大 – INTERNET Watch (impress.co.jp)
総務省
統計局ホームページ/労働力調査(基本集計) 2022年(令和4年)10月分結果 (stat.go.jp)
総務省統計局
家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2021年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口 (e-stat.go.jp)