【例文つき】フリーランスが知っておきたいインタビュー記事の書き方
ChatGPTなどAIの台頭により、ますます需要が高まっているインタビュー記事。
「インタビュー記事ってどうやって書くんだろう」
「どんな流れで記事を執筆するの?」
「何か例文はあるのかな」
インタビュー記事に対しての疑問を抱えていませんか。まだ書いたことがないと、なかなか執筆のイメージが湧きにくいものです。
この記事ではインタビュー記事について、以下の内容を解説します。
・インタビュー記事とは
・記事の3つの形式
・インタビュー記事の書き方
この記事を読めば、インタビュー記事の書き方が学べるので、受けられる案件の幅が広がるでしょう。
フリーランスのライターとしてキャリアに悩んでいたり、SEOライティング以外の道を探していたりする人におすすめの内容です。
ぜひ最後まで読んでみてください。
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インタビュー記事とは
インタビュー記事とは対象者に取材をおこない、その会話を基にライターが記事執筆したものです。取材する側が「インタビュアー」受ける側が「インタビュイー」と呼ばれます。
ChatGPTなどでは表現できない、オリジナルの記事になる場合が多くなります。
なぜならインタビュイーの体験や思いが、記事に反映されやすい傾向にあるからです。取材対象者の人間性に触れたり、新しい知識を得られたりするため、インタビュアーにとってもやりがいを感じやすいといえます。
インタビューの会話で得た内容が、記事の主要な部分です。インタビュイーの秘めている思いを引き出すような質問や雰囲気づくりを目指しましょう。
また、フリーランスのWebライターが、キャリアアップのためにインタビュー記事に挑戦することが多くあります。Webライターに興味がある方は、以下の記事がおすすめです。
インタビュー記事の3つの形式
インタビュー記事の形式には、以下の3つがあります。
①Q&A形式
②モノローグ形式
③ルポ形式
それぞれの形式の特徴を理解して、インタビュー記事を執筆しましょう。
1.Q&A形式
対談形式とも呼ばれ、インタビュアーが質問しインタビュイーが答えて話が進みます。「ですます」調で書かれることが基本形で、例文は以下のとおりです。
【例文】
Q:なぜフリーランスになろうと思ったのですか?
A:自由な働き方に魅力を感じたからです。前の職場ではなかなか自分のやりたいことが叶わず、窮屈な思いをしていました。フリーランスになった今、全てが自己責任ですが、自由に働けていてやりがいを感じています。
Q:フリーランスになることに不安を感じたことはありましたか?
A:同じ境遇の仲間がいるので、不安を感じることはなかったですね。
話し言葉が適度に入ることで、文章や人物に親しみをもちやすいのが特徴です。また、問いと答えがセットで存在するため、読者にとってもわかりやすい記事の構造といえます。
2.モノローグ形式
一人称形式とも呼ばれ、一人で語っているような記事形式です。「ですます」調が基本形で、例文は以下のとおりです。
【例文】
「私がフリーランスを目指した理由は、自由な働き方に憧れたからです。今は仲間と一緒に切磋琢磨しながら、毎日楽しく仕事ができているんですよ。スキルを身につけて、新しいことにも挑戦していきたいですね」
話し手がずっと話す形になるため、特徴としてメッセージ性が強く出ます。
個人の思いが記事に反映されるため、エッセイやコラムなどに向いているでしょう。ただし、インタビュアーの質問が入らないため、聞き手の考えなどが入りにくい特徴もあります。
3.ルポ形式
三人称形式と呼ばれるのがルポ形式です。「である」調で書かれることが多く、第三者目線で記事を執筆するため、客観的、かつ論理的な文章に仕上がります。例文は以下のとおりです。
【例文】
「フリーランスになるために、ぼくはさまざまな勉強をした。しかし最後にものをいったのは『行動力』だった。一歩を踏み込んだあの日から、ぼくのフリーランス人生が始まった」
ニュース記事や新聞などによくみられる形式で、堅い雰囲気に特徴があります。対談の内容を全体的にみられるような記事になるため、情景やインタビュイーの動きなども記事の内容にできるでしょう。
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インタビュー記事の書き方
インタビューの書き方を、以下の3つに分けて解説します。
- 事前の準備
- インタビュー当日の流れ
- インタビュー後の執筆方法
それぞれ詳しく解説するので、ぜひインタビュー時の参考にしてください。
1.事前の準備が大切
インタビューは事前の準備が欠かせません。当日をスムーズに進めるため、また記事の目的を達成するために以下の準備をおこないます。
- 記事の目的と想定読者を決める
- インタビュイーを調べる
- 記事の構成と質問を作成する
- 取材の日時を決める
- 取材内容を相手に知らせる
- 当日のスケジュールを決める
記事の目的と想定読者の決定は、準備の中でも一番大切です。目的と想定読者が決まれば質問の意図が明確になります。
その後は大まかな構成を作成し、質問を考えます。相手のことをSNSなどを使って調べると、インタビュイーへの理解が深まります。そのため、より踏み込んだ内容の質問を考えられるでしょう。
次に取材のアポイントをとります。
相手の時間を奪いにくい、メールでのやり取りが望ましいです。作成した質問を相手と共有すると、当日のインタビューをスムーズに進められます。できる範囲で万全の準備をおこなうように心がけましょう。
取材内容が決まれば、当日のタイムスケジュールに落とし込みます。インタビュイーも忙しいことが予想されるので、時間超過とならないよう、余裕をもった時間配分を心がけます。
2.インタビュー当日の流れ
インタビュー当日は以下の流れが一般的です。
- 道具の確認をする
- 身なりを整える
- 早めの行動
- 当日の段取りを確認
- 目的と質問内容の再確認
- 聞くことに集中する
- 写真撮影する
- お礼の連絡をする
出発前には忘れ物がないように、最低でも以下の物を準備します。
- メモ帳と筆記用具
- 名刺
- ボイスレコーダーなどの録音機材
細かい道具があるので、必要なものを一式まとめておくと確認がしやすいでしょう。
身なりも大切で、人は第一印象で決まるといわれています。格好で不快に思われないように、常識の範囲で整えていきましょう。また早めに出発し、余裕をもった会場入りを心がけます。オンラインの場合は、早めにパソコンの前にスタンバイします。
当日の段取りや記事の目的、質問内容などもインタビューが始まる前に再確認しましょう。なぜなら相手が共有できていない場合もあるからです。この時点で写真撮影のタイミングも確認すると、スムーズに取材ができます。
インタビューに慣れるまでは、話を展開させたり深堀したりすることに力を注ぎ、内容の記録はボイスレコーダーに任せます。記録を任せると、相手をみながら話を聞くことが可能です。ボイスレコーダーは1台ではなく2台以上用意しておくと安心です。実際に1台では録音が取れておらず、バックアップがあってよかったと安堵したことがあります。
終了後は簡潔にお礼のメールを送り、感謝の気持ちを伝えましょう。
3.インタビュー後の執筆方法
インタビューが終わったら以下の作業をおこない、記事に仕上げます。
- 録音した音声を起こす
- 起こした文章を整える
- 構成を再作成する
- 執筆し校正・校閲をおこなう
- インタビュイーへの確認依頼をする
録音した音声を文字へと起こします。音声を文字へと変換するソフトを使えば、タイピングする手間を省けるため、積極的に活用しましょう。文字起こしした文章は、「えーと」や「うんうん」などを取り除くと理解しやすくなります。
この時点で会話全体を把握し、構成を練り直します。執筆の際は、なるべく簡潔に書く意識が必要です。なぜならインタビュー記事で頻出する話し言葉は、冗長表現になりがちだからです。
また、インタビューでは人物や場所などの固有名詞が多く出てきます。そのため事実の相違がないように、しっかりと校閲しましょう。
できあがった記事はインタビュイーに確認してもらい、修正箇所などがあれば対応します。ここまでの流れを経て、インタビュー記事の完成です。
インタビューができるライターになってキャリアアップを目指そう
インタビュー記事は主に3つの形式があり、文章の表現方法によって「Q&A」「モノローグ」「ルポ」と分かれます。いずれの形式でも、人物の思想や経験が文章に表れる記事です。
事前の準備からインタビュー当日、インタビュー後の作業など、執筆ポイントは多くあり慣れるまでは苦戦することもあるでしょう。しかし、インタビュイーから発せられる言葉ひとつひとつに耳を傾け、記事として形作る作業はやりがいのある仕事といえます。
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