Webプログラマーで月5万円稼ぐ5ステップ
Twitter(現:X)のスペースにて5回目のオンラインセミナーがおこなわれました。プロのWebプログラマーであり、コワーキングスペース「Rocks」の運営者でもある、「がんちゃん」こと岩本涼さんが講師です。Webプログラミングに焦点を当てて、有益なお話をしていただきました。
「Webプログラマーで稼ぐ方法をわかりやすく知りたいな」
「どんな順番で進めばいいんだろう」
Webプログラマーになるために、悩んでいる方はいませんか。
この記事では、岩本さんのお話を交えながら、Webプログラマーで月5万円稼ぐ方法を5ステップに分けて解説します。これからWebプログラミングで稼いでいきたい人は、ぜひ参考にしてください。
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ステップ1.progateで学ぶ
Webプログラミングは以下の内容をprogateで学びます。
- HTMLとCSS
- jQuery
- PHP
progateとは、Webプログラミングを学べるオンラインサービスです。
「ゲーム感覚で学べるのが特徴的ですね」
と話す岩本さん。楽しく学べるため、課題をクリアする過程でWebプログラマーとしてレベルアップできます。progateで学べる内容について詳しく紹介します。
HTMLとCSSを学ぶ
HTMLとCSSは、Webサイトを構成している基礎的なWebプログラミング言語です。初心者の方はHTML&CSSのコースで学習します。7つのレッスンから成り立っていて、学習時間はおよそ10~15時間ほど。基礎となる言語をまずは学習しましょう。
jQueryを学ぶ
jQueryとは、プログラミング初心者でも扱いやすいプログラミング言語です。短いコードでも簡単にWebサイトに反映させられる特徴があります。講座はシンプルな構成で学びやすくなっていて、学習時間は5時間ほどです。
PHPを学ぶ
PHPのコースは5つありますが、はじめのひとつだけを受講します。なぜなら、他のレッスンは初心者には難易度が高いからです。
「プログラミングなんてやらなければよかった、となってしまうかもしれません」
Webプログラマーで月5万円稼ぐことを目標とした場合、他のレッスンは不要です。基礎的なスキルの習得に集中します。
道場レッスンで学ぶ
基礎技術の習得後に学習するのが、中級編であるHTMLとCSSの「道場レッスン」です。
「道場レッスンは非常にためになるので、2週3週と繰り返してもいいくらいです」
繰り返し学習して、知識と技術の定着を図ります。レッスンの最後にはフレックスボックスを学習しましょう。スマホに対応したWebサイトが簡単に作成可能です。
ステップ2.模写で経験を積む
プログラミングは、以下の方法で経験を積みます。
- 模写する
- ランディングページを作る
Webプログラミングの作業をすると、progateでの学びが活かせるでしょう。それぞれの具体的な経験の積み方を解説します。
①模写する
実際に自分のパソコンでホームページを作成します。いきなりゼロから作り出すのは難易度が高いです。そのため、Webサイトを模写しながら練習できるサイト「Codestep」を活用します。初級から上級まで、ひとつずつ練習しましょう。
「模写のコツは、実際の場面を想定することです」
そのまま写しても、まねただけになってしまい練習になりません。デザインなどを自分なりに考えて作ると、本番に近い状況での作業が可能です。
②ランディングページを作る
Codestepで3つ模写できたら、ランディングページ(以下、LP)の作成に進みます。LPとは一般的に商品の紹介ページを指します。ユーザーの興味を引くようなデザインが特徴です。LPもゼロから作るのは難易度が高いため、模写からはじめます。
「LPの模写におすすめなのは『ゴリラフリーランス育成合宿』と『iSara』です」
特にゴリラフリーランス育成合宿のLPは、jQueryを使用したアニメーションもあり、スキルがたくさん詰まっています。どちらも今後稼ぐために必要な要素が学べるよい練習ができるでしょう。
ただし気をつけたいのは、ノーインデックスのタグをつける点です。そのままの状態では、検索エンジンが模写したサイトを検索結果に載せる可能性があります。タグづけすると、検索結果から表示されなくなります。
Webサイトを作った相手に迷惑をかけてしまうので注意が必要です。模写をする場合は、ノーインデックスタグの書き込みを忘れないようにしましょう。
【お知らせ】
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ステップ3.実績としてポートフォリオを作る
ポートフォリオの作成で欠かせない要素は以下の5つです。
- コンセプト
- プロフィール
- スキル
- 実績
- 問い合わせ
CodestepとLPの模写ができれば、合計4つの作品が手元にあります。作品を通して、自分の実力を相手に見せられるようにしたものがポートフォリオです。盛り込むべき5つの要素を詳しく紹介します。
3-1コンセプト
ポートフォリオをどのようなものに仕上げるか、コンセプトを決めます。「こんなサイトにする」を決める作業とも言い換えられます。
「もし決まらない場合は、他のサイトを見てみて参考にしましょう」
インターネットでの検索方法は「ポートフォリオ・サンプル」、もしくは「ポートフォリオ・サイト・サンプル」などがよいです。検索結果から自分のイメージに近いものを選んで、コンセプト作りに役立てます。
3-2プロフィール
自身のプロフィールを明確に書きます。
「何をやっている人なのか、どんなことが得意で何が好きなのか。さらけ出すと、人となりをわかってもらえます」
クライアントが見てどのような人なのかわかるように、プロフィールを書き込みましょう。
3-3スキル
自分の持っているスキルを書き出します。
「ちょっとしかできないからと、書かないのはもったいないです。少しでもできたら載せましょう」
CodestepとLPの模写までやっている人であれば、すでにプロを名乗れると岩本さんはお話ししていました。自信をもってスキルを掲示して、クライアントに伝えられるようにしましょう。
3-4実績
模写して作った4つのWebサイトを実績として載せます。実績を見ればどのような仕事ができるか、クライアントは判断できるでしょう。
逆にいえば、実績がない人に仕事を頼みにくいものです。自分がどのような仕事ができるか、しっかりと提示する必要があります。
3-5問い合わせ
忘れてはいけないのが「問い合わせ先」です。
「シンプルに名前とメールアドレスと要件。これぐらいで大丈夫ですね」
項目が多すぎると、クライアントが問い合わせる気がなくなります。問い合わせができるボタンを設置して、ポートフォリオは完成です。
ステップ4.営業を開始する
ポートフォリオが作成できたら、以下のポイントをおさえて営業をはじめます。
- 7割いけると思ったら提案する
- 相手を調べつくす
- 実績を積む
- 数を打つ
ポイントを理解して自分の営業方法に落とし込みます。
「月に50件以上はクライアントに営業してほしいと思っています」
「失敗しても次々にいこう、っていうのが営業の基本的な考え方です」
営業は「クラウドソーシングサイト」を利用します。クラウドソーシングサイトは、困っている人と、それを解決できる人を結びつけるプラットフォームです。なかでも大手のサイトが「ランサーズ」と「クラウドワークス」です。
2つのサイトに登録して、営業メッセージを送ることになります。どのような営業メッセージを送ったらよいかは、Googleで検索しながら参考にするとよいです。しかし、テンプレートを使った提案文の作成は便利な反面、伝えるべき情報が相手に届きにくいデメリットもあります。
「テンプレートの営業文を送っただけではなかなか受注できません」
月に100件以上提案して、1件も受注できなかった経験が岩本さんにはあります。案件ごとにカスタマイズしながら提案文を送りましょう。次章からは営業する際のポイントを詳しく紹介します。
7割いけると思ったら提案する
案件の内容を見て7割くらいはできそうであれば、積極的に提案しましょう。一歩踏み出せば、意外にできてしまう場合が多いです。
「100%できる状態じゃないと提案しないのは、もったいないですよ」
例えば、検索機能つきのWebサイトを作る案件があったとします。Webサイトは作れるけど、検索機能は作れない状態です。ホームページを作る時点で70%ぐらいはできるのですから、遠慮せずに提案しましょう。提案しないと仕事は獲得できません。
この方法のよいところは、残りの3割の部分が自分を成長させてくれることです。自分にムチを打つようなやり方ではあります。しかし、できないことへのチャレンジにつながるので、案件獲得と成長のどちらにもおすすめのやり方です。
相手を調べつくす
提案の前には、仕事相手であるクライアントの情報を調べつくします。クライアントもひとりの人間。寄り添ってくれる人を採用したいと思うのが人情というものです。
募集先が個人であれば、SNSを活用してどのような人なのか調べます。相手が企業であれば、理念やコンセプトが調査対象です。調査結果を踏まえたうえで提案文を作成し、案件獲得の可能性を高めましょう。
実績を積む
初心者は、提案文すら見てもらえない現実があります。必要なものは実績です。クラウドワークスやランサーズでは実績が「星」の数で可視化されます。仕事が終わると相手から作業を評価され、星がつきます。
Amazonのレビューのようなものです。星がついていない未経験の状態だと、営業のスタートに立てていないといえます。
「僕の場合は、めちゃくちゃ安い単価の案件を、高品質でスピード感をもって星をつけていきました」
まずは一度も受注していない状況から脱しましょう。
提案は数を打つ
提案文は数を打ちます。ひとつの提案文の質を高めて、1件1件ていねいに対応するのも大切です。しかし、何もない状態からはじめるので、まずは数を打つことを優先します。
「目標は50件以上の提案ですね」
数のほかにも、提案文を読んでもらうためのコツがあります。
「もうひとつ大切なのは、案件が掲載されたらすぐに提案することです」
掲載後、すぐに提案文を送ると、クライアントに見てもらえる確率が上がります。なぜなら早く送った提案は、クライアントにとって見やすいところに表示されるからです。少しでも早く提案文が送れるよう心がけましょう。
ステップ5.確実に納品する
5ステップの最後として、以下の内容を理解しましょう。
- 納期を守る
- 自分の限界を知る
- 5万円の仕事例を知る
案件は納品までできて完了です。一連の流れを繰り返し、月5万円を目指します。それぞれについて詳しく紹介します。
納期を守る
案件を獲得したからには、何が何でも納品しましょう。なぜなら納品は、自分の信頼に直結するからです。信頼がないとスキルがあっても仕事の継続はできません。
時間やスキルの問題で、いずれ壁にぶつかるときが訪れます。もし納期に間に合わない場合は、早めにクライアントに伝えるのが大切です。
早めに教えてもらえれば、クライアントも対処できます。ギリギリになればなるほど、相手の不安はたまり対処が難しいです。場合によっては、損害賠償などに発展する可能性もあります。
信頼は、納期を守るという当たり前の積み重ねの先にあります。納期を守る意識を強く持って仕事に向かいましょう。
自分の限界を知る
自分の限界がわかると、働くペースが定まります。例えば「睡眠は8時間欲しい」「週に2日は休みが欲しい」などは、自分の能力の限界を知ることで設定できます。
はじめたころは自分の作業スピードがわからず、無理をしないとやり遂げられない量を受注する場合もあるでしょう。しかし最後までやり切れば、大変かもしれませんが自分の限界がわかります。
「わたしが最初に受けた案件は、Webサイトを35件作るっていう過酷な仕事でした。それでも納期だけは絶対守る、品質は落とさない、そんな気持ちでやり遂げたんです。ときには朝方まで仕事をしてました。自分の限界がわかり、こんな働き方はだめだっていうこともわかりましたね」
納期に立ち向かうことは、一度自分の限界を知る意味でも大切です。
5万円の仕事例を知る
Webプログラミングの世界で月5万円を稼ぐためには、以下の仕事が考えられます。
- サイトの修正
- サイトのデザインを作る
- LPを作る
- コーディングする
サイトの修正は、画像を大きくするなどの軽微なものです。ひとつ500円ぐらいからの少額の仕事もあります。
Webサイトのデザインは、納品の形を指定される場合が多いのが特徴です。ゴリラフリーランス育成合宿のLP制作を、デザインからコーディングまでできれば10万円ほどの単価で請け負えます。
また、企画の一部を請け負う形で、コーディングだけの案件もあります。いずれも月5万円を狙えるポテンシャルがある仕事です。
やってみないと、どの仕事が自分に向いているかはわかりません。自分にできそうなものから着手してみましょう。
5ステップを行動に移して月5万円を稼ごう
Webプログラミングで月5万円を稼ぐには5STEPで進みましょう。progateで学んで、実際にCodestepで経験して、ポートフォリオを作成します。
その後はポートフォリオを武器にして営業をかけます。案件が獲得できたら、納期をきっちり守って納品します。
「今回紹介の5ステップで月5万円稼げることは確信しています」
どのように進むかわからなくなってしまったら、今回の記事を見直して、ぜひ挑戦を続けましょう。
岩本さんへの質問コーナー
Webプログラミングについての質問を、以下の内容で岩本さんへぶつけました。
質問の最後には、Rocksが主催するゴリラフリーランス育成合宿についてもお話を伺っています。これからWebプログラマーとして活動しようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
Q.Webプログラマーとして使うパソコンは、家にあるものでいいんですか?
Webプログラマーはパソコンのスペックはそこまで必要ありません。ざっくりいうと「5年以内に5万円以上のパソコン」であれば問題ないです。
WindowsとMac、使い慣れたほうを使えばいいと思います。例をあげると、Apple製品であれば「MacBook Air」の最新モデルがおすすめです。分割払いもできるので、予算が足りない人でも安心して購入可能です。
Windowsであれば「IdeaPadFlex550」がおすすめですね。動画編集できるくらい高スペックなのに、手が届く値段でコスパがいい。スペックがいいと作業がはかどるので、将来への投資として購入するのも悪くない選択肢です。
Q.Webプログラミングは難しそうなイメージですが、はじめる年齢に限界はありますか?
限界はありません。60歳を超えてアプリを作った人もいるので、年齢は気にしなくてよいと思います。
ただし講師を務めている経験上、40歳半ばを超えると急に飲み込みが遅くなる傾向はあります。素直にできない人が多い印象ですね。それでもやはり、意欲があれば年齢は気にしなくてよいと思いますよ。
Q.Webプログラマーはどんな人が向いていますか?
Webプログラマーは理系っぽいと思われがちです。しかしそうじゃないとお伝えしたいですね。Webプログラミングの仕事において、男女差は感じません。文系理系の差もない。
自分にあっているかどうかは、やってみないとわからないと思います。なので、まずはやってみるのがいいと思います。
Webプログラマーとして残り続けている人は、探求心の強い人です。徹底的に調べつくすような人が、周りには多い印象です。僕も調べるのが好きですね。知識があるのはうれしいですからね。
Q.Webプログラマーは子育てしている方にもおすすめですか?
おすすめですね。実は、子どもに背中を見せられる仕事だと思っています。現在、世界中でITの人材が不足しています。成長分野に乗っかって、親がパソコンを使って稼ぐ姿を見せられるのは、子どもの選択肢を増やすことにつながる。
子どもは親の影響を受けます。僕が機械系の道に進んだのは、父親の背中を見てきたからです。Webプログラミングへの挑戦は、子どもの選択肢や可能性を広げる意味で、いい影響を及ぼすのではないかと考えています。
Q.ゴリラフリーランス育成合宿について
ゴリラフリーランス育成合宿では、Webプログラミングを開催しています。完全にオフラインの合宿です。
フリーランスとして独立を目指して、30万~50万円は稼げるようになってもらいます。そのために、徹底的にスキルを身につけたり、ノウハウを学んでもらったりします。
泉佐野市さんが予算をつけてくれているので、講座費無料で参加でき、指定の宿泊施設に限り格安で宿泊できます。さらに、泉佐野市に住みたい方がいれば、おつき合いのある不動産屋さんの紹介で、2ヵ月間無料で住めるんです。
合宿への申し込みは無料相談から受けつけています。興味のある方はぜひご連絡ください。
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